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夏と花火と私の死体 読了

夏と花火と私の死体
夏と花火と私の死体
posted with amazlet on 06.10.03
乙一
集英社
売り上げランキング: 6,735
おすすめ度の平均: 4.45
5 巧い!
4 すごい!この奇妙さは新感覚
5 とにかく読んでみて!

眠れない夜に、2時間ほどで読了。

もうね。これを16〜17歳の時に書いたなんて信じられない。
僕は16〜17の頃、いったいなにをやっていたのだ。友達もほとんど居ないし、家族とも接せず、当時から半引き籠もり状態で、なにひとつ創り出すこともなかったというのに、乙一は、こんなにすごいものを生み出していたのだと思うと、鳥肌が立つ。

我孫子武丸がべた褒めするのも分かる。

シンプルな構成だけれど、深みがあり、人物の描写に暖かみを感じる。そして、意外なラスト。

殺された9歳の女の子。死体になっているのだが、なぜかその女の子の視点で物語りは進行される。

解説にも書いてあったが、本当に無駄がない。それでいて窮屈でなく、すらすらと読める。京極夏彦なんかは、とにかくやたら多い文字量で独特の世界観を醸し出している。それとは対極だが、けっしてクオリティは低くない。

まだ読んでない作品がけっこうあるので、これから買い集めるのが愉しみ。

★★★★

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