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死の壁

ほんと油断してるとあっというまに←のカレンダーに空きがでてしまうなぁ。

最近読了した本。

2ヶ月くらい前にbookoffのカウンター前にて発見したとき、即座に購入。しかし、実は恐くて読めずに積んでおいた。ようやく、読んでみた。(ページ数は少ないので2日で読了)
実は「死」に対する恐怖がものすごくあって、生きているからには逃れられない絶対的圧倒的粛清とも言える「死」が恐くて恐くて、つまるところ己のアイデンティティーとか人生とか肉体とかをいっさいがっさい否定され、無に返えってしまうわけじゃないですか。(あぁ文章に書くことすら恐い)
そういうのを少しでも和らげられるかもしれないと思って買ったのだけれど、そういう意味ではまったく期待ハズレの本であったが、内容はなかなか面白かった。しかし、養老孟司の独り言というか、たんなるツブヤキにすぎないのだけれど。
結局、養老氏は、「死」に対して「しょうがない」の一言でばっさり斬る。
孔子も、生きてるうちのコトでも分からないことだらけなのに、死後を考えてもしかたないといってる点では同じだろうけど、なんというか。納得できない。

本の内容は、「死」だけがテーマだけじゃなく、日本の村意識についての考察がなかなかおもしろかった。そういう意味では読む価値あるかな。

そういえば、「どうして殺人はいけないのか」という問いに対して養老氏は、
「青酸カリや包丁で人を殺すのは簡単。しかし、『人を作ってみろ』といわれたら、まったくのお手上げである」(※人を作るというのは交配以外で)
「人が宇宙へ行ったとよろこんでいる。しかし、ハエや蚊を作れといわれても、お手上げどころか理屈もわからない」と説いている。

うーん。「人を殺してはいけない」という答えになってるとは思えません。

もちろん、僕も人を殺してはいけないとおもう。なぜかと聞かれても答えられない。おそらく、なんの抵抗もなく誰でもかれでも殺してしまう世界であれば、社会として成り立たないというのが、DNAに刻まれてるんじゃないかなぁと。(他の人に)替えることの出来ない人材って居るとおもうんです。(逆に替えても差し支えない人材も居ることは否定しない)
そういう必要な人材を無作為に殺されると、社会として経済として成り立たなくなって、ひいては自分のデメリットとなるからというのが僕の考えなんですが、、、なんか味気ないですね。

「死」への不安を取り除くことはできないけれど、「死」にまつわるいろいろな考えを知ることができて面白かった。

★★★☆☆

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