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人生そのものが漂流なのかもしれないねぇ。

「ダイバー漂流 極限の230キロ」ー読了。

極限という題の割には、極限のぐあいはあまり記録されていない。それよりもダイビング・ダイバーのなんたるかとか、そういうのが多かった。今ひとつ壮絶さにかけた。壮絶といえば、『人魚とビスケット』こちらはフィクションだけれど、漂流の壮絶さの様子にはドキドキした。
そもそもこの「ダイバー漂流〜」は、漂流した本人が書いたのではないので、どうしてもリアルさには欠けるのかもしれない。回りくどいというか、切迫した感じがもう一つ足りない感じがした。★★(星ふたつ)

『はたらく青年』原田宗典 読了。
ふふふ。原田の本はけっこう読んだつもりだったけど、大事な一冊を逃していた。実家の親父が借金まみれでいろいろ苦労したみたいだけれど、このころの大学生って、親父が借金まみれじゃなくても、貧乏だったんじゃないかなぁ。
貧乏だった大学生時代に経験したいろんなバイトの話。

中華まんのバイトー>青果市場の話がめちゃくちゃおもしろかった。
ただたたひたすらベルトコンベアーで流れてくる中華まんをこっちからあっちへサッ、サッと動かすだけという、極限的な単純作業で身も心もぼろぼろになった原田が、次ぎに青果市場でバイトをするんだけれど、中華まんのベルトコンベア体験がトラウマになっていて、なんでもかんでもベルトコンベアで運ばれてくるんじゃないかと疑ってかかるところが、激しくワロタ。ロイヤルホストでご飯を食べながら読んでいて、あやうく噴いてしまうところだった。
★★★★

しかし。僕は原田ほど苦労はしてない。そのかわり、得るモノも少ないということだろうか。
苦労もおおかっただろうけれど、やはりうらやましいという気持ちを感じてしまった。そして、ひとをうらやむということは、自分を否定していることであって、それに対してまた自己嫌悪を感じてしまうのであった。
でも、本はおもしろかったのでオススメ。さくさく読める。

コメント (1)

ando:

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2008年10月

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